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中古車売買で必要な名義変更手続きの流れを押さえよう!

オークションで車やバイクを売買する際に必要な名義変更とは?

ネットオークションで車やバイクを売買して、車やバイクの所有者が変わる場合、「名義変更」の手続きをしなければいけません。ここでは、名義変更の方法や手順、注意点をご説明します。

車やバイクの名義変更とは

名義変更(正式名称「移転登録」)は、車やバイクの所有者を変更する際に行う手続きです。名義変更を済ませておかないと、車やバイクを売ったにも関わらず自動車税が請求されたり、人身事故を起こされた場合に、被害者から損害賠償を求められたりすることがあります。このようなトラブルを避けるために、名義変更は必要となるのです。

車やバイクの名義変更をする手続きの流れ

以下で、車やバイクの名義変更をする手続きについて基本的な流れをご説明します。

必要なものを用意する

車やバイクの名義を変更する手続きには、印鑑、自賠責保険証明書、車検証、ナンバープレート、軽自動車納税証明書、譲渡証明書、軽自動車税申告書、手数料納付書、申請書などが必要です。また、新しい所有者が旧所有者に代わって手続きをする場合は、委任状を用意しましょう。
手数料納付書と申請書は車両を管轄する機関で、譲渡証明書と委任状の書式はインターネット上でダウンロードして、入手することができます。

管轄機関で手続きを行う

必要なものを用意したら、管轄機関に出向いて手続きを行います。それぞれの管轄は下記のとおりです。

  • 軽自動車以外の自動車、126cc以上のバイク……陸運局
  • 軽自動車……軽自動車検査協会
  • 125cc以下の原動機付き自転車……所轄の市町村

原動機付き自転車の場合は、一度廃車手続きを行ってからの譲渡となります。自動車及び軽自動車は保管場所がないと登録できないので、最初に警察署で車庫証明を取り、次に印鑑証明書、譲渡証明書などを揃え、最後に陸運支局などで変更登録を済ませるといった手順になります。

車やバイクの名義変更は代行することができる

名義変更の手続きそのものは難しいものではありませんが、管轄機関は土日祝日が休みのため、自分で行うには時間的な制約を避けられませんし、手間もかかります。このような時間や手間を省きたいのなら、行政書士による代行サービスを利用するのがおすすめです。

代行する費用はバイクで約15,000円、自動車や軽自動車で15,000~30,000円ほどを見ておけばよいでしょう。ただし、ナンバープレートの変更や車庫証明を行うかどうかで料金は異なります。

車やバイクの名義変更で注意するべきこと

ネットオークションで車やバイクの売買をする際、名義変更においては以下のことに注意しましょう。

名義変更ができないケースがある

ローンの残金があり、所有権が販売店やローン会社などの他者になっている場合は、名義変更をすることができません。ローンを完済している場合でも、所有権の解除が行われていなければ同様です。このような場合は、販売店またはローン会社に問い合わせて、所有権を解除するようにしてください。

事後確認を必ず行う

車両を売却した場合、譲渡された人が名義変更の手続きすることが多いですが、相手任せにしていると、実は手続きがされていなかったというようなトラブルに繋がる恐れがあります。
ネットオークションは特に、「顔の見えない相手だから」と手続きを疎かにされてしまう恐れがあるため、手続き終了後に車検証のコピーを送ってもらうなど、名義変更が行われたかを確認するようにしましょう。

ネットオークションを通して車やバイクを売買する際は、商品の受け渡しだけでやり取りを終わらせないよう注意が必要です。上記を参考にして、適切な名義変更手続きを行うようにしてください。


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