お役立ちコラム?column

~しばコラ~ vol.02

バイク教習所

  ふらりと立ち寄ったのは運転免許センター。近くでの用事に早く着きすぎてしまったのだ。
違反したわけでも、免許の書き換えでもなく何の用事もないのに免許センターに行くのは何だかドキドキ。

  真っ直ぐ向かったのは二輪試験場。ここでの試験は一発試験と言われ、教習所の教習なしに試験だけで免許が取れる。という、受かったらラッキーな試験場。私も大型二輪車免許はこの試験で取得した。

ああ懐かしや懐かしや。
もうかれこれ10年!?前位のことになるだろうか。
  あのときは貧乏時代その1だった。なのにバイクも買って、ウエアも買って、あれもこれもすべてカードで20回払い。バイクに至っては60回払い。もう教習所に通うお金なんてないが、腕もない。でも行くしかなかった。数千円で試験が受けられる。10回以内で受かれば教習所より安い!と言われ、無謀にもノコノコとやってきてしまったのだ。試験車両はホンダのCB750。自分の250ccのバイクよりはるかに大きく見えた。教習は一度も受けていないから初めてまたがる大型バイク。後方確認してバイクにまたがった。

「重っ!!!」

と思った瞬間バイクと共に向こう側に転がっていた・・・。
無謀無念残念。

250ccのバイクの気分でまたがってみたが、お気楽すぎた。大型バイクは想像を超えた重量感だったのです。転がった瞬間慌てて建物にいる試験官の顔をみた。
おわった・・・。

と思ったら
なんとセーフ!!
試験前の慣らし運転だったため。試験はこれからだったのです。まさかの慣らしでいきなりやらかした女。周りには残念そうに見つめる試験生たち。恥ずかしすぎて顔をあげられなかった。「てへっぺろ」何ていう余裕はない。泣きたいくらいだ。
気を取り直してさあ試験!といきたいところだが電車の乗り換えでも緊張するほど蚤の心臓の持ち主には、いきなりのずっこけには動揺が収まるわけがなかった。ただでさえコースを間違えないようになぞるのに必死。無情にもスピーカーから試験終了コールが響いた。それが最初の試験だった。

  あの時の心臓のバクバクがよみがえる。緊張の面持ちで青年がCBにまたがった。これから試験を控える人たちもその様子を見守る。みんな頑張れ!!自分じゃないけど祈りながら見入ってしまった。

その後私は4回目で免許を取得

  その間に試験と同じ会場で受けられる1回1万円ほどの講習をみっちりうけてようやくの合格だった。過去3回無機質な帰ってこいコールを聞いてきただけに
  最後の試験となったあの時もいつ終了コールが響くのかびくびくしながら走っていたら、なんと最後までコールはなかった。私受かったのか!?
  高鳴る心臓の鼓動。なぜか落ちたとき以上に緊張して試験官のいる部屋へ階段を上る。扉を開けると

「おめでとう!!」

ぱんぱかぱーん!!
今の私であればそういって小躍りでもしていただろうけど。まだ初々しかったあのころ。「ありがとうございました」というのが精いっぱい。でも心と足は浮ついて、ふわふわした気分で階段を下りて行った記憶が残っている。何で落ちたかは全然覚えてないけど試験前の緊張感、受かった時の信じられないような胸のざわつきは覚えている。
  初恋の甘酸っぱさなんていうかわいいもんじゃあない。胃酸のような苦酸っぱい気分とともによみがえったあのころ。目の前を走る試験生の姿が自分と重なっていた。
こんなことやあんなこともあっての今の私とバイクなのです。


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