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雪の日のバイクの思い出とトラウマ

雪の日のバイクの思い出とトラウマ

予報通りに雨は雪に変わった。
自宅に向かう駅に置いてある愛車の原付くんのシートにはうっすら雪が積もっていた。
路面を見ると濡れているだけで雪は積もっていないが、乗らないことにした。

あれはもう十数年前。

ラジオ局の仕事でビッグスクーターに乗っていた時のこと。
当時の私は普通二輪車の免許は持っていたけど、自分のバイクは持っていなかった。
たまにのるビッグスクーターが唯一バイクに乗る機会だった。
そんな冬のある日、雪が降ってきた。
大きな粒の雪で走り始めるとヘルメットのシールドに雪が張り付いて、何度も何度も手で拭いながら走っていた。降りは弱まりそうもない。でも路面はぬれているだけで雪は積もっていない。

雪でもバイクって意外と走れるもんだ

のんきに走っていたが、それにしてもシールドに張り付く雪の量が多くなり路肩にバイクを停め空を見上げればぼたぼたと大きな粒の雪が無数に落ちてきて、べたっべたっと道路やバイクに張り付いてきた。
待っていてもやみそうにもない。再びバイクを走らせようと、発進させ赤信号に停まったその時白線に乗った足がつるっと、滑った。
さらに信号が青に変わり発進させるとタイヤが滑る感じがして、ようやく滑るって怖いなっと知ることに。。。

雪が無いように見えてもスベっちゃうのです

雪は降り始めはとくに一見道路に積もっていないように見えるけど実は雪が白く見えていないだけでうっすらシャーベット状の雪が潜んでいるらしい。それが雨の時以上につるっとくるもんなんだなと初めて知った。
もちろん雨でぬれている時も、白線やマンホールの上は特に滑るので絶対に乗らないように気を付けている。発進時も丁寧にアクセルを開けなきゃいけないもんだとリアタイヤが滑ったことで知ることができた。
そんなこともあって自分の中では雪はバイクでは走らない方がいいという結論になったのです。

それ以上に走りたくないのは雪が降った後の朝。
これもまた十数年前の話で、
大きいとおり はほとんど雪もなく、溶けていると思ってバイクを走らせ裏道に入った途端タイヤ跡以外は白い道。
雪がないと思ったタイヤ跡は嫌な光り方をしている。パリッパリに凍っていたのです。
なのに車通りは少なくない。みんな慎重に走っている。もちろんバイクに乗る私は慎重さは最大級。ブレーキは絶対にかけたくないのでローギアにして、エンジンブレーキでスピードを落とす。ハンドルを切るなんてもってのほか。

あと十メートルほどで氷地帯を抜けられる。

その時
前の車が滑ったのかとまってしまい、私もエンジンブレーキで止まった。
はずだった。

気が付いたら何のアクションもなくつるっとバイクが氷の上に転がった。
後ろには車がいたが停まって待ってくれている
「早くバイクを起こさなきゃ。」
起こそうとするも氷で足が滑って全く力が入らない。
「どーするどーする」
慌ててるし滑るしでバイクはなかなか起き上がらない。
「靴が滑るなら脱いでしまえ」
ブーツを脱ぎすて靴下一枚で氷の上に立つと靴下の繊維が氷に絡みつき滑ることなくバイクを起こすことができた。
後ろの車の方に頭を下げまくって待っていた車が次々と私とバイクを追い越して行った。
足が冷たい。
だいぶ記憶があいまいだけど、レバーが折れたのか
それ以上に心がぽっきり折れてしまったのか
バイク屋さんにレッカーをお願いした。その日はそのバイク屋さんにアルバイトに行く日だったのにかえって余計な手間をかけてしまって申し訳ない気持ちになったということもあった
そんなこともあって
「雪と雪の翌日には気をつけろ」が私の戒めとなっている。
雪が降るたびに十数年前のことを思い出しては、体をかたくして路面をじーっとみつめてしまうのです。


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