お役立ちコラム?column

「出光・イーハトーブトライアル大会」Part-5

出光・イーハトーブトライアル大会

  愛車が自分と同じ年式、94年のカワサキZRX400というバイク女子、モデルの紗喜花ちゃんを「イーハトーブトライアル」に連れて行こう~! という作戦の続きです。
イーハトーブの魅力って、たくさん有りすぎる! だから40年も続いている…んだと思うな。この魅力を伝えるには、「岩手で体感して貰うのが一番!!」。だから競技ではない”ツーリングクラス”に、さきかちゃんを連れて来ちゃった…というワケです!

紗喜花・スパ太郎

さきか:ハーイ! 最初はちょっと不安でしたが、イーハトーブを満喫していまーす。まだ前回の記事を見ていない方は[コチラ]を先に見てくださいネ!

イーハトーブは、ツーリング・トライアル!
セクションを繋ぐ”ツーリング”も、ダイナミックなのだ!!

”ツーリング”も、ダイナミック

スパ太郎:イーハトーブトライアルは、「ツーリング・トライアル」(通称:ツートラ)。今回オレたちは、競技ではない“ツーリングクラス”の参加だけど、競技クラスだって、競技をしながら長距離移動をするんだよ!

さきか:ハイ! 競技をするセクションとセクションの間を、ツーリングする!って、コトですよね?

スパ太郎:そうそう。1日クラスで100kmくらい。 2日間クラスでは、1日130km~160kmを走るヨ! トライアル車じゃないと走れないルートもあるから、オレたち”観戦トレイルツアー”クラスは、林道や一般道を繋いでセクションを先回りする。だから、もっと距離を走るよ!

さきか:他にもツートラって有るんですか?

スパ太郎:世界的には、英連邦のスコットランドで1909年から開催されているSSDT(スコティッシュ・シックスデイズ・トライアル)がとても有名だよね! バイク好きな俳優だった、スティーブ・マックイーンが愛したレースとしても知られている。
  実はイーハトーブトライアルを始めた万澤安央さんと、成田省造さんが、ココ、岩手の北緯40度線の景色や自然環境が、SSDTで走るスコットランドの景色に似ている! と思ったそうだよ!
  日本でも他にもツートラはあるみたいだけど、イーハトーブトライアルが国内では最大規模のツートラなんだって!

さきか:なるほど! でも私の最初のイーハトーブは、このツーリングクラスで良かったです。ツーリングも出来るし、競技も見られますしネ!

スパ太郎:ホラ! コレがイーハトーブで使う“コースマーカー”という目印。移動は、コレだけを頼りに走るんだよ!

コースマーカー 林道のコースマーカー

さきか:たくさん見かけるから「なんだろう…」と、思ったんですけど、“道しるべ”だったんですね。コレを見落としたら、違う場所へ行ってしまうんですか?

スパ太郎:そうだね! ときどき見落として、違う場所へ行ってしまうグループもいるみたい(笑)。 でも、3人~4人が1つのグループで行動するから、たいていは誰かが気が付くよ。 特にオフロードでは、先に走った人のタイヤの跡も残っているから、ミスコースしたら気が付くよね。むしろ舗装路で見落とすと、迷ってしまう…。

さきか:なんだかオリエンテーリングと、ツーリングが一緒になったみたいで、ドキドキして楽しいですね! …でも、私たち”観戦トレイルツアー”クラスには、マーカー表示が無いんですね。

スパ太郎:ツーリングクラスには、引率者がいるからね! それに、初級~中級クラスのヒームカと、上級者クラスのクラシックでは、移動するルートの難易度が違うんだ。ヒームカの移動ルートでも、トライアルバイクじゃないと走行が難しい場所もあるからね!

さきか:そうなんですね! もっと練習して、ヒームカルート走ってみたいなー。

スパ太郎:あっでも、”観戦トレイルツアー”でも、ヒームカやクラシックと、同じルートを走る場所もあよ! 引率者の土谷さんが参加者のレベルを見極めて、アレンジしてくれる。それでも十分楽しいと思う。

  ほら! ココもそう!

林道走行

林道走行もしっかり...

スパ太郎:さきかちゃん、他のみんなとペースを合わせた林道走行は大丈夫かなぁ~と心配してたんけど、大丈夫だったね。

さきか:はい。林道の時はスパ太郎さんのスコルパに乗りかえていたので! このくらいのフラット林道ならセローでも平気ですけど、もっとガレガレや、ヌタヌタの場所では、車高があるセローで走るのは、まだ私には難しかったです。

スパ太郎:そうだね。本来なら、ツーリングクラスでも林道をしっかり走れる技量じゃないとね! 今回はオレがサポートしたり、オレのバイクがトライアル車だったから、交代できて良かった。

ヒーカム

スパ太郎:因みにこの写真、以前ヒームカに参加した時のモノだよ!

さきか:もはや、道ではないですねぇ(笑)!

スパ太郎:獣道だよね! もっと難所もあるけど、そんなシーンでは写真撮ってる余裕がない(笑)

  コレの写真も、セクションに向かう移動ルートだよ。

ヒーカム

さきか:うわー! こーんな天国みたいな絶景の中を走れるんですね! いいなー。やっぱりもっと練習して、ヒームカに参加したいな!

スパ太郎:セクションでは緊張感のある競技をして、移動はコースマーカーで走るワクワク感と、岩手の自然が迎えてくれる絶景。トライアルバイクだけが走れるとっておきのルートが沢山ある!

ヒーカム

スパ太郎:んーーー、ヤッパリ写真じゃぁ伝わらなかなぁー。何度も言うけど、スゴイ場所ほど、写真撮ってる余裕がないから、やっぱり走らないと……

さきか:大丈夫です。 今の私には、ツーリングクラスでもパツパツなので…。初日は海でゴール! というのも、良かったです! 山の中を走って来た後の海でしたからね! 山梨のイーハトーブの森で、一緒に練習して貰った小沢さんや吉垣さん、全日本女子トライアルの小玉絵里加さんとも、海で会えました!

スパ太郎_01 スパ太郎_02
イカ焼き

スパ太郎:オレは、最終セクションの譜代浜で振る舞われる” イカ焼き”は、毎年楽しみだよ!

紗喜花ちゃん_01 紗喜花ちゃん_02

さきか:野崎選手が、テトラポットでのデモも披露してくれて、スゴかったです!

紗喜花ちゃん_01

さきか:トライアルって、選手との距離が近い場所で見られるから良いですよね!

スパ太郎:そうだね。他のモータースポーツは、こんなに近くでは見られないもんねぇ。

さきか:近いと言えば、“牛”との距離も、近かったです(笑)。

紗喜花ちゃん_01

さきか:コレ、1日目のランチ食べたレストラン前の牧場なんですけど、着いた時は、白と黒の牛が沢山いたのに、ランチ食べ終わったら、全員いなくなってました…。 結局、“牛”との写真がぜんぜんない…。スパ太郎さんが言う、「スゴイ場所ほど写真がない」っていうの、わかります!

スパ太郎:うん! オレが言うスゴイは、ルートや景色だけどね!
  そうそう、近い! と言えば、行く先々で地元の子供たちにも、囲まれたよねぇ~。ほら、こーんな風に!

紗喜花ちゃん_01

さきか:そう! 子供たちや地元の方々との出会いが沢山ありました! イーハトーブってスゴクないですか? バイクのイベントで、こーんなに地元の方が応援してくれているモノって、あるんですか?

スパ太郎:ソレだよ! オレも色々なバイクイベントに参加しているけど、イーハトーブは、特別中の特別だよ! 一度参加すると、リピーターになってしまう理由の1つだよね!

そうなんです。イーハトーブの楽しさって、まだまだこんなモノじゃないんです! なんたって、岩手では親子3代に渡ってこのイベントを応援してくれているんですよ! 出会いがあるバイクイベント。それはまた、次号でお伝えしまーす。

■第40回 出光イーハトーブトライアル大会

開催日:2016年8月27(土)~28(日)
開催場所:岩手県 北緯40度線周辺地域
主催者:テレビ岩手、出光イーハトーブトライアル大会運営実行団
大会公式HP:http://www.ihatovetrial.jp/

■紗喜花 LINK
紗喜花 Instagram:@sakikasss
紗喜花 Twitter:@sakikasss
モデルを務めるKENZOのHP:https://www.kenzo.com/en/suntosun/


「出光・イーハトーブトライアル大会」Part-5
「出光・イーハトーブトライアル大会」Part-5