意外すぎる?バイク名前の由来:知れば誰かに話したくなる6選

意外すぎる?バイク名前の由来:知れば誰かに話したくなる6選

街中で見かけるバイクの名前。普段何気なく耳にしていますが、実はその一言には、意外な意味や開発者の熱い想いが隠されています。

バイクのデザインやスペックに注目する人は多いが、その「名前」にまで意識を向ける人は少ない。しかし、メーカーが数億円の投資をして開発する新型車において、車名は「ブランドの意志」そのものである。今回は、一見すると意外な、あるいは深い背景を持つ6つの車種を解説する。

1. HONDA スーパーカブ (Super Cub)

HONDA スーパーカブ

【由来:猛獣の子供】
世界で最も普及している個人用乗り物である「カブ」。日本では野菜の「蕪(かぶ)」を連想されがちだが、英語の「Cub」はクマやライオン、キツネなどの「猛獣の幼獣」を意味する。
「小さくて愛らしいが、中身は猛獣のようにタフで力強い」というコンセプトに基づいている。1958年の誕生以来、その名の通り世界中の悪路を走破し続ける圧倒的な耐久性は、まさに猛獣の血統と言えるだろう。
HONDA スーパーカブを探す

2. KAWASAKI バリオス (Balius)

KAWASAKI バリオス

【由来:ギリシャ神話に登場する不死の神馬】
250ccクラスでありながら、超高回転まで回るエンジン音で人々を魅了したバリオス。その名は、ギリシャ神話の英雄アキレスの戦車を引いた「不死の神馬」から取られている。
タンクに刻まれた跳ね馬のエンブレムは、ただの飾りではない。伝説の馬が戦場を駆け抜けるような、鋭い瞬発力と疾走感へのリスペクトが込められているのだ。
KAWASAKI バリオスを探す

3. HONDA レブル (Rebel)

HONDA レブル

【由来:反逆者】
現代のバイク市場で不動の人気を誇るレブル。その直訳は「反逆者」や「反抗する者」である。
かつてのクルーザー(アメリカン)といえば、「重厚・長大・クロームメッキ」が定番だった。そうした既存の価値観に「反逆」し、シンプルでナロー、そして乗り手の日常に寄り添う自由なスタイルを提示した。車名そのものが、一つのカテゴリーに対するアンチテーゼとなっている。
HONDA レブルを探す

4. KAWASAKI ゼファー (ZEPHYR)

KAWASAKI ゼファー

【由来:西風(そよ風)】
1980年代後半のレーサーレプリカ全盛期、無骨なネイキッドとして登場したゼファー。意味は「西風(または、そよ風)」と、その荒々しい外観に似合わず穏やかである。
しかし、この名には「過熱したスペック競争に終止符を打ち、バイク業界に新しい風を吹き込む」という、カワサキの不退転の決意が込められていた。結果として、ゼファーは「ネイキッドブーム」という巨大な風を巻き起こすことになった。
KAWASAKI ゼファーを探す

5. KAWASAKI Zシリーズ

カワサキ Zシリーズ

【由来:究極の形】
カワサキのフラッグシップに冠される「Z」の一文字。アルファベットの最後の文字であることから、「これより先はない=究極」を意味している。
1972年の「900 Super4(通称:Z1)」開発時、当時の世界最高水準を目指した開発チームが「究極のバイク」としてこの名を冠した。以来、Zは「カワサキ最強」を象徴する聖域のような記号となっている。
カワサキ/Z1を探す

6. HONDA ホーネット (HORNET)

HONDA ホーネット

【由来:スズメバチ】
その名の通り、英語で「スズメバチ」を意味する。
このバイクの最大の特徴は、180mm幅という大型車並みのリアタイヤと、極端に絞り込まれたシート形状にある。そのシルエットは、まさに獲物を刺そうと尾部を突き出すスズメバチそのものである。デザインの「機能美」を昆虫の「攻撃性」に見出した、極めて独創的なネーミングと言える。
HONDA ホーネット

関連記事