お役立ちコラム?column
BASの航空輸送を利用して17年ぶりの北海道ツーリングへ行ったのが1年前のこと
1日の行程は長くて
走っても走っても稚内が近づかない
北海道の広さをすごく感じた一日でした。
そして
遥か遠くにかすかに見えていたあの山が
だんだん近づいてきて
日が暮れる前についに海越しに対面できた時
それはそれは歓喜の瞬間でした。
次は向こうに行く。
密かな決意をしたのでした。
あれから1年。
私は利尻島に向かう飛行機に乗っていました
この日は視界不良で引き返す可能性もあると言われながらの離陸。
「利尻島に行けますように」
祈りながらのフライトでした。
無事利尻島に着陸できた時は1人小さく拍手してしまいました。
今回の旅は3泊4日の行程。
利尻山に登る、礼文島でトレッキング&バイクで走る
山とバイクを楽しむ旅です。
バイクは礼文島でレンタルしました。
1日目は利尻島への移動日。
利尻島へのアクセスは
飛行機かフェリーで行くことができます。
飛行機の場合は新千歳空港または丘珠空港から利尻空港まで
フェリーの場合は稚内から島に渡ることができます。
今回は飛行機での移動となりました。
利尻島への飛行機は新千歳で乗り換え。
新千歳空港で時間があったので
昨年行きたかったお寿司屋さんへ朝から行ってみました。
場所の確認のため開店前にお店に行ってみたら
もう並んでいる方が、、、。
そのまま私も並ぶことにし
2番目にお店に入ることができました。
北海道の魚介の美味しさは言うまでもありませんが
特に初めて北海道に行って感動したのが
ホッキ貝のおいしさでした。
昨年さらに知ったのが
ホッケとニシン。
どちらも関東では生で食べる機会はなく干物のイメージだったので
驚きでした。
ということで
この3品は絶対に外せません。
ニシンとホッケは
ほろほろとした柔らかな身に
脂が乗っていて
「うまっ!!」
思わず声が出てしまいました。
他にも食べましたが
ニシンとホッキ貝はおかわり。
朝から贅沢させていただきました。
利尻島に着いてからは
ペンションで荷物の整理をして
翌日の登山に向けての買い出しへ。
この日は肌寒くて薄手のダウンを着用するほどでした。
関東との気温差約20度。
利尻山の姿は全く見えず雲の中。
天気予報では翌日の登山日のみ晴れ予報。
それ以降は雨マークが並んでいたので
この日に利尻島に入ることができてホッとしました。
翌朝4時にペンションを出発し
数分で登山口へ到着。
登山口からは
なだらかな登りから始まりました。
標高は約1718m。
そこまで高い山ではありませんが
途中に山小屋はなく
登山口から頂上までは約1500m登る長丁場となります。
トイレは携帯トイレを持参します。
携帯トイレブースがいくつか設置されていて
利用する場合は自分で持ってきた携帯トイレで用を足し
登山口で携帯トイレを捨てることができるようになっています。
3合目からは頂上まで1合ごとに標柱が立っているので
自分がどこまで来たのかとてもわかりやすい。
登山道はひと1人分の幅で、すれ違う時は結構気を使いました。
また数日前の雨の影響か、それともあまり日が入らない森の中だからかぬかるんでいました。
そしてこの日も山は雲の中で眺望ゼロ。
予報では9時には晴れる予報になっているので
頂上に着く頃には晴れるはず。
頂上での景色を楽しみにせっせと歩みを進めていきました。
なだらかな登りから次第に岩がゴロゴロした急な登りも出始め
7合目の標柱には胸突き八丁と書かれ
その言葉通り、徐々に登りがキツくなってきます。
そのキツさに反して
いよいよ太陽が徐々に顔を出し始め
8合目の長官山に着くと
ついに頂上を望むことができました。
雲があったからこそ素晴らしい雲海も見ることができました。
9合目では
「ここからが正念場」と書かれた標柱。
上の方に行くと崩れやすい土壌のため大きく崩落していたり
足元ももろい箇所もありましたが慎重に歩き
ついに頂上へ!!
青空でした。
眼下には登ってきた道のりや利尻の町
北海道の本島も見ることができました。
現在は崩落や植生保護のため行くことができない南峰やロウソク岩は
雲の上にぽっかり浮かんでいるかのようで
天空にいるかのような感覚になりました。
1年前、遠くに見ていたあの山の頂上に
今、自分が立っているなんて…。
最高のお天気にも恵まれてありがたい。
感激の瞬間でした。
頂上のベンチでペンションの方にお願いしていたお弁当を食べました。
最高の景色を眺めながらのお弁当の美味しさったら!
次々と登頂される方が到着し
座る場所も少ない上に
風も冷たく体が冷え切る前に
お弁当を食べてすぐに下山を開始しました。
下りも足元が滑りやすいので慎重に歩いて歩いて歩いて
無事下山。
約8時間の行程でした。
下山後は
鴛泊フェリーターミナル近くのペシ岬へ。
この岬の展望台への登りもなかなかの急さでした。
ペンションの温泉にゆっくり浸かり、あとはご飯を食べて寝るだけです。
この日のペンションの夕食は
バフンウニのお刺身に、ウニといくらの炊き込みご飯など
初日につづき利尻名物を満喫することができました。
さらに
登頂のご褒美に赤ワインとバフンウニのお刺身を追加注文。
お口いっぱいにウニを堪能しました。
ちなみに
ワインは魚介には白ワインの方が合うと思うのですが…
赤しか飲めないので
どの食べ物にも赤ワイン派なのです。
翌朝はホッケの煮付け。
これまたやわらかな身に、少し甘めの味付けが美味でした。
礼文島へ向かうため鴛泊フェリーターミナルへ。
鴛泊フェリーターミナルに利尻山が描かれた靴下などが売っていて
これが可愛い!
自分用に購入しました。
フェリーから利尻島を眺めていましたが
この日もやっぱり利尻山は雲の中でした。
バイクのコラムなのにまさかのバイクゼロ!?
次の礼文島編ではレンタルバイクで走ります。
どうぞお楽しみに。