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「17年ぶりの北海道ツーリング」【Day2】
航空輸送で現地時間充実2泊3日の北海道ツーリング

「17年ぶりの北海道ツーリング」【Day2】
航空輸送で現地時間充実2泊3日の北海道ツーリング

NAVITIME ツーリングサポーター

2日目の朝
目覚まし時計の時間より1時間半も早く目覚めてしまった。
遠足に行くあのワクワク感は大人になってもありますね。
30分ほど粘ってゴロゴロしてみたものの完全覚醒。
朝食の時間までのんびりと準備を始めた。

ホテルの朝食は種類豊富で盛り沢山。
おかげで長い1日へのパワーチャージができました。

2日目のメインは
「ライダーハウスみどり湯」
17年経っても色あせない強烈な記憶と、思い出、経験ができた場所。
もう一度あの名物女将に会いたい。
と、いうことで今回もルートに入れてみました。

その前に、
The 北海道も満喫。
この時期はちょうどラベンダーが咲き始めたところ。

まず向かったのは「中富良野町営ラベンダー園。」

リフトが併設されていて歩かずにラベンダー畑を楽しむことができ
上った先ではお天気が良ければ
十勝山脈〜十勝平野、富良野一帯が望めます。
4分ほどのリフトの旅はそれはそれは快適で、
そよそよと柔らかな風に吹かれながら斜面に咲くラベンダーなどをのんびり鑑賞。
優雅でとても気持ちがよくリラックスできました。

こちらのリフト往復で400円で乗ることができます。
小規模ではありますがのんびりラベンダー鑑賞をしたい方にオススメです。

続いてはすぐ近くにある
超有名ラベンダー園
ファーム富田。
まだオープン直後ではありましたがすでにたくさんの来園者。
ここでのお目当ては
メロンとソフトクリーム。

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写真で見たことがあるメロンの上にソフトクリームが乗った
あの贅沢デザートを食べるため
駐車場からすぐの、とみたメロンハウスへ。
どうやらここでメロンを買うと隣のソフトクリーム販売所で別売りのソフトクリームをのせてくれるらしいのです。

もうすぐお昼ご飯だからと
半切りカットではなくカットメロンにし、
お隣のソフトクリーム店にてソフトクリームをお願いすると
ソフトクリームはコーンに乗せられて手渡された。

ありゃ??イメージと違う・・・

私やってしまいました・・・

よくよく案内板を見てみると
「メロン半切れカット購入の方に」
ソフトクリームがのせてもらえるとあった。

ぬぬぬ・・・

流石にもう一つ買ってまでは食べきれぬ

暑さで一気に溶け始めたソフトクリームにかぶりつき
その後ゆっくりとメロンを味わいましたとさ。

それにしても
ラベンダー以上にこのメロンハウスも大盛り上がり。
メロンを使ったデザートやメロンパンが販売されているお店もあり
のぞいてみたら焼きたてほやほやのメロンパンが!
ほやほやのイイ香りに誘われてつい購入してしまいました。
1番人気というメロンパンは赤肉と青肉の2種類があり、赤肉メロンパンを購入しました。
中にはメロンをたっぷり使ったクリーム入り。
外はサクリ、中は綿菓子のようなふわっふわな軽いパン。
半分に切ってみようとパンを割ろうとしただけでパンの厚みが半分になるほど
とても繊細なふわふわ感。
中のクリームは赤肉メロンをたっぷり使ったねっとりしたクリームながらも
重すぎず、甘さがくどくないのでデザートとしても軽くぺろりと食べられてしまいます。

駐車場に戻るとますます車は大行列
駅からも「遠足か!?」というくらい列をなして
ファーム富田に向けて多くの人が歩いてくる。

「早く来てよかった。心からそう思いました。」

デザートを食べたばかりですがランチへ向かいます。

最近富良野では「富良野オムカレー」が売り出し中らしい。
富良野オムカレーというのは
新・ご当地グルメ富良野オムカレー公式サイトによると、
富良野オムカレー公式

【定義】
富良野オムカレーは、国民食のカレーとオムライスを組み合わせ、地元食材と提供スタイルにこだわった新カテゴリーのご当地カレー

「富良野オムカレー」のルール
第1条 お米は富良野産を使い、ライスに工夫を凝らす
第2条 卵は原則 富良野産を使い、オムカレーの中央に旗をたてる
第3条 富良野産の「チーズ(バター)」もしくは「ワイン」を使用する
第4条 野菜や肉、福神漬(ピクルス)なども富良野産・北海道産にこだわる
第5条 富良野産の食材にこだわった一品と「ふらの牛乳」をつける
第6条 料金は税抜1,300円以内(2022年9月変更)で提供する

と、いうことで富良野駅近くの
富良野オムカレー加盟店「くんえん工房Yamadori」へ。
柔らかな淡いピンク色に塗られた壁が目印。
駐車場はお店の裏側にあります。

メニューにも富良野オムカレーについてのルールが書かれています。
写真をご覧ください。
このルールを見ながら食べると、より面白い富良野オムカレー。
オムライスに関してはそのお店ごとに違うそうですが
こちらのお店はご飯を卵で包むタイプとなっております。
オムライスに立てられた旗は決められた公式の旗があるそうです。

ふわっと柔らかな卵に包まれた黄色のサフランライス
トマトの酸味がきいたカレーと共にさっぱりといただけます。
そこに添えられたベーコンがこれまた絶品!
くんえん工房と店名にもあるように
上富良野の地養豚を使ったベーコンやソーセージもお店で手作りしているそう。
香りとお肉の旨味、甘みがとても美味しいベーコンでした。
さらに丸く揚げられた謎のフライこれも美味しくて
お店の方に聞いてみるとワインチーズが入ったミートボールのフライとのこと。
こちらも手作りで
このミートボールフライだけで食べたいという要望もあるのだとか。

富良野オムカレーのルール内に富良野の食材を使ったこだわりの一品をつけるというものがあり、
こちらのお店では季節ごとに少し内容が変わることもあるので
季節ごとに食べに行く楽しみもありそうです。

お店の大女将は子供の頃お父さんのバイクの後ろに乗って出かけていたことなどなど
色々楽しいお話をしてくださいました。

お腹いっぱい大満足。
ですが
この日向かうのは稚内。

まだまだ走ります

稚内に向かうがてら素敵な道へ向かう。
「ジェットコースターの丘」
その名の通りアップダウンの大きい真っ直ぐな道は北海道の雄大さが感じられます。
人気の場所でたくさんの人が写真を撮っていました。
まれに道の真ん中で車が止まっていたり、撮影している方もいてバイクが近づいても気が付かないこともあります。
十分気をつけて走ってください。
人気の撮影エリアは徐行して様子を見ながら通過しました。

写真は撮れなかったのですが
ジェットコースターの丘に向かう途中にも雰囲気のある素敵な場所が。
かなり細い道ですが麦畑の中に木がポツンと立っているのですが静かで落ち着いた雰囲気が素敵でした。
駐車エリアもないので写真は撮らず
心のアルバムにしかと留めておきました。

有名どころだけではなく北海道は至る所に写真に収めたい素敵な道や風景がありました。

さあここからは一気に北上。
留萌からは日本海の海岸沿いを走るオロロンラインへ。

「オロロンラインを走りたい!」
「利尻富士を見たい」

近くで見るには時間的にギリギリのところですが利尻富士を求めて走り続けました。
あまりにも利尻富士が見たくて
まだまだ留萌に入った頃にうっすらかなり小さく見えた気がするんです!
「ついに幻が見えるようになったのか?」
と、思うほど微かではありましたが
その全景が見られるかも!!
という期待が稚内への道のモチベーションとなっていました。

風が強いと聞いたことがあるオロロンラインでしたが
ほとんど風もなく穏やかな水面に日に照らされてキラキラと光る海を眺めながら心穏やかな走行となりました。

しばら〜く走り続けると案内標識にようやく「稚内」の文字が!!
涙が出そうでした。いやちょっと出ちゃったかも。

まだ100km以上先の道のりもこの日ゴールが見えたのが何よりも嬉しかった。

そして空が赤く染まり出したころ
あの利尻富士の姿がはっきりくっきりと見えるように。
幻ではなかったようです。
ついつい目線は利尻富士を追ってしまう。

「ああ美しい。」

思っていたよりもギザギザした山容。岩場が多いのかしら!?
ここでもやっぱり
「登ってみたい。」
と、ウズウズするのでした。

次こそは島巡りも組み込みたい!

その後もさらに利尻富士が大きくドーンと見ることができ、心とろけました。

あたりは暗くなり稚内へ
無料区間になっている高速道路を降りるとほぼ外灯なし。
街の明かりを目指していたところ。
センターラインできらりと光る目が。
ブレーキをかけて止まるとこちらを見ながらたぬきのような動物が道を渡って行きました。

ANAの貨物でバイクを受け取った時に一番初めに言われたのは
「鹿に気をつけてね」
と、のこと。
鹿ではなかったものの道路の至る所に動物への注意を促す標識が出ているので
バイクの場合ぶつかると大きな事故になる可能性もあるので特に暗い時間は気をつけて走りました。

ちょっと道に迷いながらもようやく懐かしの建物が見えてきた。
一階はバイクなどが止められるスペースがあり
その横にライダーハウスみどり湯への入り口がある。
その隣にはみどり湯という銭湯があって大きな湯船でゆっくりと体を温めて寛ぐことができます。

ライダーハウスに入ると、早速おかみさんが出迎えてくれた。
料金は1800円。
安く泊まれるのがライダーハウスの魅力の一つ。
「これでも値上げしたのよ」とのこと。
「21時に全員集合だからね、お風呂とご飯は隣の銭湯に行ってね」
と、案内され女子部屋へ向かう。
この日は利尻島から戻ってきたばかりの自転車で旅する女性と同部屋に。
L字型に置かれた2段のベットの上がこの日の私の寝床。
布団、枕、毛布が用意されていましたが持ってきた寝袋も用意し、荷物の整理と明日の用意をゴソゴソと行う。

同部屋だった女性は、このライダーハウスでアルバイトを紹介され利尻富士に1ヶ月ほど行っていたそう。
バイク以上にハードな自転車の旅
一日100kmも走るんだそう!!

バイクでヒーヒー言っていられません。

時間になりリビングに集合
明かりが消されミラーボールが回りだす。
女将がマイクを持って話しだす。
お風呂の中で話しているかのようなエコーがきいたマイクで
ーこのライダーハウスができて33年
たくさんの方が来る中でのあんな話こんな話を淡々とお茶目にお話ししてくれる。
その中でも大事な注意点として
ゲロゼロ宣言トイレゼロ宣言(ちゃんとお手洗でトイレを)
などが伝えられると

この日の宿泊者が1人ずつマイクを持って自己紹介タイム。
ちなみに17年前は一人ずつカラオケで1曲歌うたっていたので
自己紹介だけでほっとしました。

全員の自己紹介が終わると
明かりがつき壁側のロールスクリーンがスルッと降りてきて
音楽が流れ始めた。
スクリーンには松山千春さんの「大空と大地の中で」の歌詞が書かれていた。
「さあみんな肩を組んで!!」
「みどり湯恒例の合唱で締めたいと思います」
みんなで肩を組み揺れながら「大空と大地の中で」フルコーラス大合唱。
歌詞を見ながらだと、よりその歌詞が染み入りました。

「翌朝はみんな各自自由に出発してね」
と締め括り自由時間。

バイクや自転車で旅するもの同士それぞれの行き先や行ってきた場所のことなど話が弾む。

17年前、1人で北海道ツーリングに来た時に
とある場所で自転車で旅する方に教えていただき
このライダーハウスみどり湯に来たのだが
この全員集合があるおかげでいろんな方と交流ができ
ほとんど人と喋ることなく走ってきたのでこの交流の時間が何よりも楽しく
女将のトークとパワフルさに引き込まれ
愉快な忘れられない思い出となったのです。

夏場のピーク時には30〜50名くらいの方が宿泊するそう。

おしゃべりももっとしていたかったのですが
早々に切り上げ
23時消灯なので急いでお風呂と食事へ。
隣の「銭湯みどり湯」は、コロナ禍の中リニューアルされたそう。
寛ぎスペース、食事スペースが作られおしゃれな雰囲気になっていて
入り口には店主手作りのお惣菜も販売されていて、その場で食べることもできます。

関東では珍しい甘納豆を使った赤飯300円とホッケの煮付け150円、ついでに割引されていたさつま揚げ180円も追加して
締めて630円也。
北海道の家庭の味は美味しくてほっとするお味でした。

お店の中では500円の海鮮丼などお手頃価格のお食事やお酒もありました。

銭湯にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシも用意されていて
お風呂を出た後もドライヤー、化粧水に髪の毛のオイルまで用意されている至れり尽くせりの親切さ!
着替えとタオルを持っていくだけでいいので荷物も少なくできます。
現在稚内では唯一の銭湯となってしまったみどり湯は現在3代目。
480円のお値段以上の温もりが感じられました。

翌日は早起きの予定。
部屋に戻ると即寝袋に潜り込んだのでした。

次回はいよいよ北海道ツーリング最終日
お楽しみに!

北海道ツーリングDay2
柴田のお小遣い帳
リフト 400円
カットメロン 500円
ソフトクリーム 450円
メロンパン赤肉 350円
オムカレー&飲み物 1750円
ガソリン(旭川近く) 1641円(168円/L)
飲み物  141円
ガソリン(稚内) 1672円(171.8円/L)
ライダーハウス  1800円
銭湯    480円
夜ご飯  630円
飲み物  110円

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