お役立ちコラム?column

バイク輸送で行く初めての九州ツーリングと山〜しばコラ〜

バイク輸送で行く初めての九州ツーリングと山

九州3日目

朝起きると前日の午後からの嵐は収まり
青空が広がっていました。
ただこの日の予報は天気は快晴ながらも風が強めの予報。。。
早々に宿で朝食を済ませ
出発時にいただいた焼き芋を懐にしのばせ出発。
宿から10分ほど走りで登山口に到着するのですが、
その前にちょっと寄り道
よくこの辺りで多くのライダーが写真を撮っている 「長者原」へ。
長者原の看板とその背景には真っ直ぐ伸びる道と九重連山がドーンとそびえているのです。
せっかくなのでそんな素敵な写真を私も撮ってみたい!

長者原に到着すると
まだ朝早いというのに
数台のバイクが写真を撮るために列をなしていました。
私の順番が来ると
後ろにいる方のプレッシャーを感じながらちゃっちゃとバイクを置く位置を決めてちゃっちゃと撮影。
「あーもうちょっと看板に寄せれば・・・」
と思ったが、再び並ぶ気力もなく
そそくさと登山口のある牧ノ戸峠へ向かいました。
ここからこの日の登山が始まります。

いつも山に登る時は
ちょっとした緊張感と高揚感が入り混じっています。
バイクに乗る時と似ているかもしれません。

この日は久住山を目指して歩きます。
このエリアは久住山だけでなく中岳などいくつかの山へ周回することができるのですが
欲張らず体力温存
初めての九州&バイク移動もあるので
控えめの登山スケジュールにしました。

これがこの日は大正解

登り始めは展望台への階段がキツくてしょっぱなから息が切れてしまったものの
階段を超えた後は歩きやすい登山道で、
時折平坦な道もありスタスタ軽快に歩くことができました
頂上へ向かう前に小休憩。
宿でいただいた焼き芋はほっくり優しい甘味でホッとしました。

さあここからは山頂に向けて最後の上り
ゴロゴロ石が転がるところを一歩一歩踏みしめ
中岳との分岐点から稜線に出ると
物凄い風が・・・
やはり予報通りでした。
稜線に出ると吹きっさらしになるのでもろに風を受けます。
先に着込んでおいた良かった
防風ジャケット。
体が吹き飛ばされないように僅かな岩陰を選んで歩き
いよいよ頂上というところでは
立つとバランスを崩しそうなので
風を受けにくいようにほぼ四つ這いの体制で体を低くしてよじ登り無事登頂!!
慎重に写真を撮り
周りのグループの方に頼まれた写真も撮ったりしては岩陰に入り
周りの景色を眺める。
眺望はそれはそれは素晴らしかったのです。
遠くに見える山々は少し霞がかって見え
それがより神々しさを増していました。
降りるのがなんだかもったいない気分になってしまったけれど
風に体温が奪われ始めたので頂上から退散。

稜線から降りてくるとあの風は何処へ?
全くの無風でした。
暖かい飲み物を飲んで落ち着かせてから下山開始!
下山はさらに軽快でした。
最後の沓掛山を通り過ぎようとしたとき、
休憩をしていた方に挨拶をしながら通り過ぎようとすると
衝撃の事実を知ることに・・・

「どこからきたの?」と、聞かれて話をしていたら
「九州は熊はいませんよ」
とのこと。
「えっーーーー!?」
なぜならば私は熊対策として
ザックに熊鈴を2個もつけてジャラジャラ言わせながらずっと登って降りてきたのです。
前日の由布岳でも。

どおりで熊鈴つけてる人が少ないわけだ!!
教えていただきありがたい限り。
その後下山後にも駐車場でお会いしたご夫婦が
バイクのナンバーを見て声をかけてくださり
「あなたさっき山にいたわよね」
「ほら熊鈴鳴らしてた子よ!!」
と、ご主人に語りかける。
「熊がいないとは知らなくて・・・」
笑い話になりましたが、
バイクでやってきた熊鈴女としてすっかり見知らぬ人にも認知されていたのでした。

熊鈴とバイクのおかげで見知らぬ方とのお話も弾み
人見知りでもやっぱり何気ないおしゃべりに元気がもらえて登山の疲れなんぞどこへやら
ソフトクリームを食べて
本日のお宿へ向かいます。
ここも素晴らしいお宿でした。

もったいぶって九州ツーリング最終章へと続きます

九州ツーリング3日目
寒の地獄温泉〜長者原〜牧ノ戸峠〜久住山〜民宿清流

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