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~北海道ツーリング2025夏 その3 バイクと山と温泉と~しばコラ~しばコラ

北海道ツーリング2025夏 その3 バイクと山と温泉と

2りんかん祭り北海道へ向けて
ちょっと早めに北海道に上陸しツーリングを楽しんだ5日間。
せっかく行くならバイクも山も楽しみたい!!

「思い立ったら即行動」
をモットーに生きている私ですが
安全のためには慎重です。
バイクもそうですが山もほぼソロ登山なので
安全第一に自分の体力と技術に合った計画をするようにしていて
お天気の状況には常に目を光らせています。

今回のツーリング計画としては
十勝岳、旭岳、黒岳、あわよくばバスも使って旭岳〜黒岳を縦走できたら最高!
山を中心に
その周りにはいい道がありますので
バイクで気持ちよく走っちゃおうじゃないの
という計画でした。

そんな私の思いはお空には届かず
なかなかお天気に恵まれませんでした。
前回のコラムにも書きましたが
雨の中でも観光したりしていましたが
実は未練がましく十勝岳の登山口は覗きに行っていました。
そのため富良野から十勝岳温泉へ向かう291号線や十勝岳スカイラインは何度も走ることができました。

291号線は上に上がっていくにつれ空気感が変わり
蒸し暑さから解放されフルメッシュのジャケットでは肌寒いほどでした。
十勝岳スカイラインは
天気が良ければ眺望も開け
緩やかなワインディングも楽しめる道でした。

が、
気持ちよくてスピードの出し過ぎには要注意。

望岳台までの道では
行きも帰りも鹿さんたちに遭遇。
北海道で出会った鹿さんの8割はこの道でお会いしました。
ほぼ 「コーナーの立ち上がり」で遭遇。
森の中から道路へ出てくる鹿さんたち。
朝のお出かけと夕方の帰りの時間にばったり遭遇しました。
私もびっくりですが
鹿さんたちも同じようにびっくりなのです。
慌てて森へ逃げていく姿が見られました。
鹿さんたちの朝のお出かけ時間と、夕方の寝床へ帰る時間が
ちょうど私の移動時間と同じだったのかもしれません。
驚かせちゃってごめんなさい。

北海道に入ってから
二日間十勝岳登山の拠点にと予約していたのは
291号線を登り切ったところにある十勝岳温泉凌雲閣。
https://www.ryounkaku.jp/

こちらの温泉は私にとってお初の出会い。
鉄と酸性の湯、2種類の温泉が楽しめます。

湯船の中が全く見えないほど黄土色に染まった
「鉄の湯」
香りもthe鉄。
元々は透明のお湯なのだそうですが、空気に触れると酸化して色が変わるそうです。
湯船の中が全く見えないので
最初は段差などもわからず
そろりそろり足を出しながらの入浴となりました。
泉質はこちらの施設のサイトによりますと
含鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム
-硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)

その鉄の湯の隣にあるのは
「酸性の湯」
泉質は
酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム・カルシウム
-硫酸塩温泉(酸性低張性低温泉)というもの。
お湯の温度は低温の温泉で
冷たいまでではないのですが
温かい温泉から移動すると
じっくり体を沈めていかないと心臓がびっくりしちゃう感じです。
しばらく入ると慣れてくるもので心地良くなってきます。
わずかではありましたが、なんとなくピリピリする感じがありました。

どちらも濃い温泉が楽しめました。
登山だけでなく温泉を楽しみたいという方にもおすすめです。
ただし、自然豊かな場所なので
お部屋やお風呂内にも虫さんがたくさんいるので、それが大丈夫な方はぜひ!

十勝岳温泉凌雲閣で過ごす最後の夜
祈るように登山天気のサイトを見続けていました。
そんな私の心をよそに
雷がゴロゴロ。
雨ザーザー。
翌日も朝だけはなんとかお天気は良さそうでしたが
その後の天気が思わしくない。
翌朝起きた時も同じ予報。
そこでその先の山の天気を見ると
黒岳なら早い時間であればなんとか登れそうな予報!!

よし!!
朝ごはんを急いで食べ旭川〜上川町〜黒岳に向けて走り出しました。
その前に
名残惜しく
もう一度望岳台で十勝岳を眺めてきました。

この日の朝
北海道に来て初めて十勝岳の全容を見ることができました。

ちょっと悔しい気持ちもあったり
今の状態なら登れるような気もしたけれど・・・。

自分の本来の目的を再確認。
上川町で2りんかん祭り待っています。
2りんかん祭りが心のブレーキをかけてくれていました。

十勝岳から黒岳の登山口となるロープウェイ乗り場までは
約2時間半。
地図で見ると30分くらいのイメージですが(笑)
広大な北海道。
関東の地図とは縮尺が違いますね。
その2時間半の道のりものんびり走っていられません。
雨が降り出す前に登りたい。
初めての景色に出会いたい。
運転に全集中したのでした。

つづく