お役立ちコラム?column
九州ツーリング2025 バイクと山と温泉と~しばコラ~
九州ツーリング2025〜バイクと山と温泉と〜
今年も九州に行くことができました!!
2りんかん祭り九州の開催に合わせ
ツーリングをすることに。
旅のテーマはもちろん
バイクと山と温泉です。
今回のツーリングはハンターカブが相棒。
最近なかなか乗れていなかったので事前にしっかり点検をしていただき、
BASのバイク輸送で私より少し先に九州へ向かいました。
九州上陸当日、私は飛行機で熊本空港へ。
タクシーでデポ地へ向かいました。
デポ地の運送会社のスタッフさんは
昨年来たときのことを覚えていてくださって
「バイク毎回違いますよね?」
なんてお話をしながらハンターカブを持ってきてくれました。
今回のツーリングは3泊4日。
2箇所の山に登る予定です。
この日向かうのは鹿児島県。
ハンターカブに初めてボックスをつけての走行となったのですが
荷物が重いのか高さなのか
車体が振られる・・・。
初めての経験でした。
しばらく乗ると乗り方がわかったのか
車体が振られることなく乗れるようになりました。
宿に向かう前に
デポ地から10分もしないところにあり
2りんかん祭り九州の会場HSR九州のすぐお隣にある
本田技研工業熊本製作所へ。
ホンダに里帰り写真が撮れるというのです。
私のハンターカブは海外生産なので正式には里帰りではないかもしれませんが・・・
ホンダ車ということで里帰りしちゃいました。
こちらの正門には写真スポットが設けられていて
セルフィースタンドまでありました!!
さらにその敷地内には今年3月にオープンした
「Honda
Kumamotoウェルカムパーク」にも行ってきました。
こちらの施設は
従業員の方の福利厚生施設として作られたそうですが
一般の人も無料で入ることができます。
ホンダのバイクの歴史が感じられる展示から
バイクにまたがって写真撮影できるエリアに
カフェスペースと、
のんびり楽しむことができました。
公園や外でのんびり座れるスペースもあり
立ち寄りスポットとしてもおすすめです。
バイク写真はスタッフさんに撮っていただきました!
さすが、いい角度で撮影してくださいました。
ありがとうございます。
カフェラテを飲んで休憩したのち
本日のお宿へ。
翌日に登る韓国岳の登山口に近い温泉を探しました。
熊本と鹿児島と宮崎の県境に近いところです。
これまでのツーリングと違うのは
ハンターカブは原付二種なので
高速道路や自動車専用道路に乗ることができません。
高速に乗れば2時間もかからずに着くのですが
ナビで調べると目的地までは約4時間半。
のんびり向かうことにします。
これまではサクッと高速で走ってしまっていたのですが
下道を走ることでこれまでとは違う景色を見ることができました。
街中から田園風景が広がる景色に変わり
球磨川を渡る頃には社会の授業で
急流の川としてよく教科書で見たことを思い出しました。
磯の香りを感じ、匂いの方向に目を向けると
海が見えました。
熊本には何度か来ていましたが
熊本で海を間近に感じるのは初めてでした。
海から再び山へ上がると
川沿いでは
工事現場やダンプカーが多く見られるようになりました。
令和2年7月豪雨により大きな被害があった
八代市から人吉市間の球磨川沿川の道路や流失した橋など、
災害復旧工事が行われているそう。
ニュースでは知ることができない今の状況を知り
まだまだ被災からの復興に向けて作業が続いていることを知りました。
美しい景色も見られました。
人吉ループ橋ではグッと高度が上がり
そこから見える景色も素晴らしかったです。
こうしてたどり着いた本日のお宿
「鶴丸温泉」
全国に2か所しかないというモール泉という温泉に惹かれ即決しました。
観光で訪れる場所というよりも
地元の方が日々訪れる銭湯という雰囲気で
昔懐かしい雰囲気のある建物。
私が到着した頃には地元の方の車でいっぱいになっていました。
早速お風呂に行ってみると
地元の常連の方がいらしていて
自然と
「こんにちは〜」と言って浴室に入りました。
お初のモール泉は
コーヒー色のお湯。
常連さんからは
「アメリカンコーヒー」と言われるのだとか。
言われてみれば!!
お湯はとろみ強めのお湯で
お肌がツルッツルになりました。
こちらの温泉は美肌の湯とも言われ
ペットボトルに詰めて持って帰り化粧水代わりに使う方もいるそう。
翌朝自分の顔を見たらツヤツヤになっていました。
次来るときはお持ち帰りボトルを持って行こうと思います。
お食事も美味しくて
お腹がはち切れそうになるほどたっぷりいただきました。
翌朝はどんより曇り空の中
韓国岳の登山口があるえびの高原へ。
ここに向かう道も街を一望できる気持ちの良いワインディングの道でした。
えびの高原に到着すると周囲は真っ白。。。
予報でも曇りで風が強い予報で
登山をするのにはギリギリの状況です。
人気の山ではありますが
駐車場は車もバイクもほぼいない。
不安になりながらも身支度を整えて歩き出しました。
韓国岳は霧島連山の最高峰。
韓国まで見渡せることからこの名前がついたそう。
霧島連山は新燃岳の火山活動が今でもあり
その状況によっては登山道など閉鎖されることもあるので
事前に気象庁のサイトで確認する必要があります。
この日も風向きの影響で
噴煙が流れてくるので3合目までは
硫黄臭がかなりキツく感じられ、口元をしっかり覆って歩いていました。
口元だけでなく目にも沁みていました。
5合目までくるとニオイも感じなくなり
サクサクと歩いていける
と思いきや
風と小雨が降り出し、レインウエアを着て登りました。
上に行けば風で雲が流れてきっと景色が開けるはず。
それを願って歩き続け頂上へ。
写真の通り変わらず真っ白。
韓国岳の山頂は周囲の景色と共に直径900mの火口が見られるのですが、
この日は目の前の火口の
「か」の字も見えない状況でした・・・。
下山中、海外の方が登ってきていて
「火口見えた?」と聞かれたのですが
「何も見えない」と伝えると
「クレーターが見たかったのに・・・」と残念がっている様子でしたが
とりあえず山頂を目指すとのことでした。
韓国岳は初めて九州に行くときに登ろうと思っていた山。
ようやく登ることができたので
それだけでも嬉しいです。
景色は残念でしたが、もう一回ここに来る理由ができたので
また来ようと思います!!
登山口に戻りこの日はもう一座登る予定をしていたので
えびの高原から高千穂河原へ向かいました。
目指すは高千穂峰。
以前九重山に登った時に
地元の方に教えていただき
「頑張れば1日で2座登れるよ」
と聞いていました。
とはいえ韓国岳のあの天気なので急に快方に向かうとは思えないものの
様子を見にとりあえず登山口のある高千穂河原へ向かいました。
駐車場に入り
料金を支払うためサービスセンターへ。
スタッフさんに高千穂峰の状況を伺うと
「風が強いので馬の背は結構厳しいかも」とのこと。
翌日は好天の予報なので翌日に登ることにしました。
せっかく登山口まで来たので
駐車場にあるお茶屋さんに入りました。
そこでは女将さん自ら蕎麦をこねて作っていたので
お蕎麦と、裏千家で50年茶道をされているということで
お抹茶もいただくことに。
そこではニューヨークから来たというご夫妻もいて
色々お話もできて楽しい時間でした。
もう少し英語が話せたらな〜
毎度毎度思うことです。
女将さんが注文毎に作るお蕎麦は
甘めのお出汁が美味しい十割そばでした。
お抹茶の前にお菓子をいただき本格的。
私も以前、表千家で茶道を習っていたので
お茶にはとても興味があり、
出かける先でお茶室を見かけるとすぐに入ってしまいます。
その場所場所の空間であり、お菓子も楽しみの一つ。
虎屋の羊羹と沖縄のお野菜のお菓子(忘れた・・・)、和三盆のお菓子の3点セット。
お茶碗は女将さんのお気に入りという
桜のお茶碗で出してくださいました。
季節は違うけど、私がお茶を習っていたということで
とっておきのお茶碗にしてくださったそうです。
ありがたい。
美味しく頂戴いたしました。
おしゃべりも楽しんで翌日の登山に向けて
心も満たされました!!
つづく。