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オークションで値引き交渉されたらどう対応する?

オークションで値引き交渉されたらどう対応する?

オークションに出品すると、落札者から「値引き交渉」を求められるケースがあります。特に高額金額で落札された商品などでは、求められる確率も高いようです。オークションサイトによっては出品する際に「値引き交渉可否」を選択できるようになっており、システマチックに交渉ができるようなシステムを提供するところもあります。
そこで今回は、オークションで値引き交渉された場合の対応についてご紹介したいと思います。

オークション上での値引き交渉とは

オークションサイトによっては「値引き交渉」を推奨するところもあるようです。それは値引き交渉が、落札者はもちろんのこと出品者とってもメリットがあることが理由です。それは主に次の3つと言われています。

落札される可能性がアップする

まず当然ではありますが、値引き交渉を認めることで、落札される可能性がアップすることです。特に再出品しても入札者がなかったような商品が、値引き交渉を可能とすることで入札があるケースも多いようです。

取引を早く完了できる

2つ目は、落札までのスピードが早くなり、結果として取引を早く完了できることです。ヤフオクの場合、値引き交渉可能とする商品は、開始価格と即決価格を同額に設定する仕組みとなっているので、取引完了のスピードは劇的に早まります。

ユーザーの購入希望額がわかる

3つ目は、値下げ交渉を認めることで、出品した商品を落札しようとしているユーザーがどの程度の希望額を望んでいるのかを知ることができることです。この情報は、定期的に同じような商品を出品しようとしている場合、オークションを成功させていくためには不可欠な「マーケティング」情報になります。

値引きに応じる場合の注意点

オークションで値引きに応じる場合の注意点を、ヤフオクを例にして、いくつかご紹介します。
まず大事な点は、値引き交渉のリクエストがあった際に値引き交渉に応じてしまうと、即決でオークションが落札・終了となってしまうことです。値引き交渉のリクエストが同時に複数届くこともあるので、どの値引き交渉に応じるかを含めて、提示された金額をよく吟味してから交渉に応じるようにしましょう。

次に覚えておきたい点として、出品者側からも値下げ額を積極的に提示することはできるということです。具体的には、最初の値下げ交渉があった際に、「○○円以上を希望している」というメッセージで返信します。出品者側の具体的な希望を提示することで、交渉が成立ケースも少なくないようですので、落札者側の提示額に満足できない場合は出品者側も積極的に希望額を提示しましょう。

値引きを断りたい場合について

ヤフオクの場合、入札者は3回まで値引き交渉が可能なルールとなっています。よってルールの範囲内である場合は入札者が値引き交渉をしてくることを理解し、金額を問わず、まずは真摯な対応を心がけましょう。
その上で悪質な値引き交渉者、例えばオークション評価で悪い評価がある入札者については「ブラックリスト」に入れることで値引き交渉そのものを断ることが可能です。ブラックリストに入れると、入札そのものを拒否することや、オークション開催中の質問も拒否が可能です。

今回ご紹介した内容をご参考にしていただき、有効な値下げ交渉をすることでオークションを成功させるようにしましょう。