お役立ちコラム?column
バイクのメンテナンスに使用する整備用品
バイクを安全に走らせるためには、定期的な点検とパーツの交換が必要です。ショップに任せる人も多いと思いますが、パーツ交換は自分でやってみるのも楽しいものです。ここでは、メンテナンスの基本である主なパーツの交換の方法とその際に必要な整備用品をご紹介します。
クラッチの交換方法
まずはレバーのゴムカバーを外します。次にレバーとワイヤーをつなぐロックナット(コインのようなネジ)をペンチで緩め、もう一方の小さなネジを回して、レバー先端の遊びが10~15mm程度になるように調整します。
それでも不具合がある場合は、エンジン側のワイヤーを調整します。こちらの作業には、10mmと12mmのコンビネーションレンチを使います。調整方法はレバー側と同じです。
ワイヤーが傷ついている場合は、切れてしまう前に交換しておきましょう。最後にワイヤーに潤滑油をスプレーして終了です
エンジンオイルの交換方法
オイルの状態はバイクを垂直に立ててから、エンジンにある小窓で確認します。オイルが減っていたり、汚れていたりする場合は交換です。
交換する際は、まずドレンボルトをスパナレンチで開けて、オイルを抜き取ります。ドレンボルトがきつく締まっている場合は、トルクレンチを使うとよいでしょう。
オイルを抜いたらドレンボルトを装着して、新しいオイルを注入します。注入口のキャップがきついときは、ペンチを使って緩めます。
チェーン、スプロケットの交換方法
まず、チェーンのたるみを確認します。バイクに人が乗った状態で、大きくたるんでいるなら調整が必要です。
交換する際は、まずメガネレンチかトルクレンチを2本使い、タイヤを固定しているアクスルナットを緩めます。次にスタンドを使ってリアタイヤを浮かせ、タイヤをスライドさせてチェーンの張りを確認します。最後にアクスルナットを締め直して終了です。
スプロケットは、消耗度合いを確認します。ノコギリの刃のように尖りすぎたら交換です。
交換する際は、まずアクスルナットを抜き取ってタイヤを外します。次に、六角レンチを使ってスプロケットを交換します。ネジはきつめに締められているので、力を入れやすいよう、六角レンチは柄が長いものを選ぶのがコツです。最後にタイヤを取り付ければ完成です。
タイヤの交換方法
タイヤの交換時期は、溝の深さで判断します。スリップサインが出ていたら交換時期です。
交換する際は、まず虫ゴムを外して空気を抜きます。虫ゴムを外すためのドライバーはホームセンターでも売っていますが、柄が長いものはホイールに干渉して使いづらいので、適切な長さを選ぶよう注意しましょう。
次にタイヤをホイールに固定しているビードを落とします。ビード落としという特殊工具もありますが、タイヤを踏んづけて落とすこともできます。ビードが落ちたら、タイヤレバーを2~3本使ってタイヤを外します。
新しいタイヤを装着したら、最後に空気を入れます。チューブタイヤは、フットタイプの空気入れでOKですが、瞬時に空気を送り込まなくてはならないチューブレスは、コンプレッサーが不可欠です。適切な空気圧をチェックするために、エアゲージも併用しましょう。
以上のように、オイル交換やレバー交換などの基本的なメンテナンスは、さまざまな工具が必要になります。ご自身のスキルに合わせて工具をそろえ、バイクのパーツ交換にチャレンジしてみてください。
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