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何を持っていくと良いの?バイクツーリングに必要な持ち物について
バイク好きの人にとって、バイクツーリングはたまらない魅力があります。バイクに乗ると、日常では簡単に味わえない時間を過ごすことができます。それだけに準備を怠らないことが大切です。しかし、どのような準備をすれば良いのか、迷う人もいるのではないでしょうか。この記事ではツーリングに必要な持ち物について解説していきます。
持ち物準備のポイント
ポイント1.持ち物は必要最小限にする
「ツーリング」にはいろいろな種類があり、出かける目的も個々によって異なります。プチツーリングや日帰りツーリングなら、それほど荷物は要らないでしょう。むしろ、持ち物は必要最小限にとどめることが大切です。車とは異なり、バイクに積める荷物の量は限られてきます。あれもこれもと欲張るのは得策とはいえません。持っていきたいものは多いですが、無理すると荷物が増えて負担になってしまいます。それを防ぐには、ほんとうに必要なものだけを選び、あとは行き先での調達を考えることが大切です。
ポイント2.荷物は落とさないように固定する
ツーリングに持っていく荷物は、バイクから落ちないように、車体にしっかり固定しましょう。もし、固定されていないと走行中に落としてしまう可能性がでてきます。荷物の落下に気付かず走り続けるだけでなく、落下に気付いて引き返しても見つからない場合もあります。さらに、自分のバイクから落ちた荷物が原因で、事故を引き起こすリスクもあり大変危険です。そうならないためにも、荷物の固定は必須だと認識しておきましょう。
荷物をバイクに固定するときは、バッグやネットを使うのがポイントです。バッグには、シートバッグやタンクバッグ、リアボックスなどがあります。それらを購入するときは、バイクに合った最適なものを選びましょう。ツーリングネットは荷物にフィットするので、荷物の形に凹凸があっても安心です。また、防水タイプの商品もあるため、候補に入れると良いでしょう。なお、荷物をバイクに積んだ後は、しっかり固定できたかどうか確認する必要があります。
服装の必需品
服装の必需品1.ヘルメット
ツーリングの持ち物は「服装の必需品」と「身分証明に関する必需品」とに大別できます。まず、服装の必需品から把握しておきましょう。
バイクに乗るときは絶対に欠かせないものとして「ヘルメット」があります。こちらは「道路交通法」で装着が義務付けられているため、守らなくてはなりません。ヘルメットの着用は、バイクが転倒した際の脳への衝撃を減らすことを目的としています。フルフェイスタイプやジェットヘルなどのなかから、安全重視で選びましょう。
ヘルメットの値段も気になりますが、それだけで判断するのはおすすめできません。安価なものは衝撃に耐えられない可能性があるため、JIS規格やPSCマーク、SGマークなどが付いたものを選ぶことが大切です。なお、ヘルメットには欠かせない7つの基準があり「道路交通法」に提示されています。もし、それらを満たさないと公道を走るときには使えません。7つの基準を満たすヘルメットには、PSCマークやSGマークが付けられるため、購入前にマークの有無を確認しましょう。
服装の必需品2.ライディングジャケット
次は「ライディングジャケット」について解説します。ライディングジャケットには、バイク走行中に体が感じるいろいろなストレスを抑える役割があります。バイクを運転すると風を肌で感じるため、夏場などはTシャツ1枚で走りたい人もいるかもしれません。しかし、バイクが転倒したときのことを考えると、Tシャツに限らず軽装はあまりにも危険です。
ライディングジャケットには、バイクで転倒した際のケガを軽減する働きが期待されます。また、風対策としてライディングジャケットの着用が必須になります。バイクでの走行中には風の抵抗を受けるため、体に負担がかかり疲労の蓄積にもつながりかねないからです。ライディングジャケットには、肘や肩、脊椎にパッドが入っているタイプもあるので、意識して選ぶとよいでしょう。
服装の必需品3.ライディングパンツ
ここでは、「ライディングパンツ」について解説します。ライディングパンツは、前述したライディングジャケットと同じく、風の抵抗や転倒時のダメージを軽減する役割を持っています。バイクで走行するときは、車の運転とは異なり、気候や天候の影響をまともに受けます。それらから体を守るためにもぜひとも着用しましょう。
もちろん、ジーパンでバイクに乗ることも可能です。しかし、ジーパンには裾がバタつくタイプもあり、機能面で適しているとはいえません。安心・安全に走行するためにもライディングパンツの着用をおすすめします。危険因子から体を守ってこそ、快適なツーリングを楽しめるのです。
服装の必需品4.グローブ
バイクのハンドルさばきをするために、手は重要な働きをします。ここでは、手を守るための「グローブ」について解説します。バイクで走行中に転倒すると地面に接するため、体のいろいろなところにダメージを受けてしまいます。転倒の際に、真っ先に地面と触れる可能性が高いのが手です。手にはめるグローブには、バイクが転倒したときにダメージを抑える役目が期待されます。大怪我にならないためにもグローブの着用は必須です。
バイクの走行中には、なんらかのトラブルが起きる可能性がでてきます。マシントラブルが起きたときは、エンジンに触れることもあるでしょう。エンジンの熱から手を保護するためにも、グローブの着用がおすすめです。
服装の必需品5.ブーツ
バイクで走るときは足元の安全も欠かせません。ここでは「ブーツ」について解説します。スニーカーでバイクにまたがる人もいますが、ツーリングには推奨できません。長距離を走ることもあるため、足への負担軽減を考える必要があります。バイクが転倒したときに備え、足先や足首、くるぶしを守る方法を考えましょう。
ブーツを履くと暑苦しく感じるかもしれません。しかし、ブーツの構造からは足を保護できることが期待されます。そのためにも履きなれたブーツを選びましょう。自分の体になじんだものなら、長時間履いていても足が痛くなりにくいです。
服装の必需品6.レインウェア
ツーリングに出かけるときは、天気予報の確認をする必要があります。そのうえで、天候の急変に対応できる準備をしておきましょう。ここでは「レインウェア」について解説します。
レインウェアの用意があると旅先での急な雨にも安心です。レインウェアがあれば服が雨に濡れるのを防いでくれます。遠出するときだけでなく、近場へのお出掛け時に対応するためにも常備しておくと良いでしょう。レインウェアを購入するときは、バイク専用のものを選ぶことがポイントです。股の部分に防水加工があるなど、いろいろなメリットが考えられます。
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身分証明に関する必需品
身分証明に関する必需品1.免許証
お出掛けするときは、身分証明になるものを持っていくことが大切です。もちろん、ツーリングの場合も例外ではありません。身分証明書類があると、不慮の事故が起きたときや、体調を崩したときなどにも安心です。まず「免許証」について解説します。
免許証は、該当する車両の運転ができることを証明するものです。バイクに乗るときも免許証の携行が義務づけられています。こちらについては「道路交通法」を確認しておきましょう。免許証を持っていると、金融機関などで本人確認をする際に重宝することが少なくありません。また、旅先でトラブルが起きたとき、スムーズに解決するためにも役立ちます。
身分証明に関する必需品2.保険の書類
次は、保険の書類について解説します。バイクを動かすときは、そのバイクが入っている保険の書類を携行しなければなりません。うっかり忘れることも多いだけに、注意する必要があります。なかでも大事なのは「自賠責証明書」(自動車損害賠償責任保険証明書)です。こちらについては「自動車損害賠償保障法」で定められています。もし、自賠責証明書を所持しなければ30万円以下の罰金が科せられます。もちろん、未加入は言語道断。1年以下の懲役または50万円以下の罰金を払わなければなりません。なお「任意保険」の書類はすぐに必要とは限りませんが、保険会社の連絡先を知るために役立つでしょう。
身分証明に関する必需品3.車検証
ここでは、車検証について解説します。排気量251cc以上のバイクを動かすときは「車検証」の携行が欠かせません。前述した「排気量251cc以上のバイク」は車検を受けなければなりません。車検証を持っていることで、車検に合格した証になるのです。もし、車検証を持っていない場合は「道路運送車両法」違反として50万円以下の罰金が科せられます。ただし、シートの下に車検証を入れておくと、盗難・悪用に遭うリスクが避けられません。それを防ぐために、原本ではなくコピーを入れておく方法もあります。
身分証明に関する必需品4.健康保険証
最後は、健康保険証について解説します。ツーリング中のケガや病気に備えて「健康保険証」の用意は欠かせません。カードタイプを持っている人は、財布に入れておくと良いでしょう。健康保険証がないと医療機関では全額実費で払うことになります。後日、差額の返金は受けられますが、諸々の手続きに手間取ってしまいます。面倒な思いをしないためにも、ツーリングのときは健康保険証を持っていきましょう。
ツーリングに必要な持ち物を把握しよう!
この記事では、ツーリングのときに持っていく必要最小限のものを紹介しました。しかし、持っていくべきものはほかにもあります。キャッシュレス時代が進んだとはいえ、現金は欠かせません。もちろん、ツーリングの目的や行き先によって、準備すべきものを考える必要があります。そのため、どのような持ち物が要るのか調べてから出かけることをおすすめします。
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