お役立ちコラム?column

北海道ツーリング ホクレンフラッグ編

北海道ツーリングのライダーに大人気の
ホクレンフレッグとは?

2014年のツーリングで手に入れた、ホクレンフラッグ。北海道ツーリングには、必需品と言っても良いアイテムだ。

北海道をツーリングするライダーにはすっかりお馴染みとなっているホクレンフラッグ。このホクレンフラッグとは、夏期にホクレンのガソリンスタンドで給油すると、基本的にライダーに限りひとり2本まで購入できるというもの。このフラッグを荷物にくくり付けて道内を走り回っていると“北海道ツーリングを満喫している感”がさらに増大するという気分がアガるアイテムでもある(個人的な感想デス!)

このホクレンフラッグは、2007年まではホクレン給油所で無料配布(限定数ではあったが)されていたが、翌年には給油所での配布が中止され希望者には抽選での無料配布という方式にかわった。これはセルフスタンドが乱立するようになったことでガソリンスタンド同士の熾烈な価格競争が行われ、ホクレン給油所の経営を圧迫してきたことから、やむをえず給油所での無料配布を辞め、フラッグの本数を減らして抽選での配布としたようだ。しかし、北海道ツーリングに来た証しとしてどうしてもホクレンフラッグが欲しいというライダーの強い要望から、ホクレン給油所で配布するフラッグが2009年から有料というかたちにはなったが、今まで通りにホクレン給油所で手に入れることができるようになった(この時はたしか1本100円だったと記憶している。現在は1本150円)

こうして有料販売になったにも関わらず、現在でもホクレンフラッグは相変わらず人気が高く、都市近郊のセルフスタンドを中心に早々に売り切れとなってしまう店舗が続出している(ホクレンフラッグの店舗別在庫状況は、ホクレンのホームページで定期的に更新されている)
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ところで、ホクレンって何???

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そもそもホクレンとは、「ホクレン農業共同組合連合」であり、元々は「北海度経済農業共同組合連合会」という名称だった(これを略して“ホクレン”と読んでいるのだろう)。この連合会は、誤解を恐れずにわかりやすく言えばいわゆる「農協(JA)」>であり、その中の事業のひとつとして展開しているのがホクレン給油所(ガソリンスタンド)だ。だが、農協とは異なるマーク「ホクレンマーク」を使用していることからも分かるように、本州にあるいわゆる「農協」ではない。

このホクレン給油所は、地方(北海道内の)に行っても町中には必ずと言っていいほど1軒はあったのだが、全国的なガソリンスタンドの減少に比例するようにホクレン給油所も年々減ってきている。このため、8月中旬でもフラッグが売り切れになる店舗が多くなってきている。ましてや、ツーリングシーズン後半(9月下旬頃)になると、フラッグ完売状態の店舗が多くなり何店舗訪ねても売り切れという状況に遭遇することも珍しくない。

狙い目は、利便性の悪そうな場所にある店舗。残っている可能性は高いかもしれない。だが、そのような店舗はフラッグの仕入れを少なくしている可能性もあるので、どちらにしても難しいかも。(本当にフラッグを手に入れたいのであれば、その日の目的地までの道程にあるホクレンショップに電話で問い合わせてみるのもひとつの手かも?)

確実にフラッグを手に入れようとすると、やはり7月〜8月上旬にかけて渡道するのが理想的。ということは分かっているのだが、誰もがそういうわけにはいかず、多くのライダーが渡道するのは8月のお盆休みくらいに集中してしまうので、ホクレンフラッグは本当に早いもの勝ちの争奪戦となってしまっている。運を天に任せるしかない…。

地域によって異なるフラッグカラー
4色揃えればコンプリート!!

2014年に4色のホクレンフラッグをコンプリート! この年は9月下旬頃に渡道したためフラッグの品切れ店が多数有り、給油する前にフラッグの有無を確かめたり、フラッグを購入するためにホクレン給油所に寄ったりしていた。

現在、ホクレンフラッグには4色のバリエーションが存在している。これは北海道を大きく4つの地域に分けてその地域ごとにそれぞれのカラーを配しているからだ。4色のホクレンフラッグを持っているということは、すなわち北海道をほぼ一周したと見られることになる。

具体的に4色それぞれの地域は次のようになる。まず【イエロー】は函館や小樽、苫小牧、襟裳岬などの道央・道南エリア。
【レッド】は富良野や占冠、深川、美唄、智恵文、旭川などの空知・旭川エリア。
【ブルー】は留萌や稚内、宗谷岬、オホーツク海沿いの町などの留萌・宗谷・オホーツクエリア。
【グリーン】は帯広や阿寒、別海町、根室、開陽台など十勝・根釧エリアだ。

前述したように、フラッグは8月上旬でも早々に品切れになる店舗もありエリア内のカラーのフラッグがどうしても入手できないこともある。そんな時は、キャンプ場やライダーハウス、ユースホステル等で知り合ったライダーが同色のホクレンフラッグを複数持っていたりすると快く譲ってくれたりすることもあるので、謙虚にあくまでも謙虚に(笑)相談してみるのも良いだろう。
このように、ホクレンフラッグはライダー同士の交流にも一役買っているツールでもあるから、今後も継続販売を続けてくれることを期待したい!

バイクブーム時代には
いろいろなフラッグが配布されていた。

バイクブーム真っただ中の80年代には、観光地が作ったフラッグをライダーに配布するなど、PR活動が盛んだった。そんな中、自分が最初にフラッグを手にしたのは、1986年に初めて行った北海道ツーリングでのこと。ちょっと有名な地に寄るたびフラッグを手渡された(記憶がある)が、あまり荷物は増やしたく無かったので遠慮していた。 だが、宗谷岬付近でいただいた1本の赤いフラッグだけはリヤシートにくくり付けた荷物のネットに大事に立てていた。なぜかこのフラッグをとても気に入ってしまい(今となっては、理由は不明 笑)、自宅に戻るまでフラッグをリヤに立てていたのはイイ想い出のひとつだ。そんなことを思い出していたら、今すぐにでもフェリーに乗って北海道ツーリングに行きたくなってきた(笑)。

1986年の夏に、初めて行った北海道ツーリングの時にリヤにくくり付けていた「宗谷岬」のフラッグ。布製であったため、風にはためくと端から布がほどけていくという決して作りの良いシロモノではなかったが、今でも大事に保存している。

くくり付けられたフラッグがきちんと確認できる写真が無かったのだが、かろうじて2枚の写真が出てきた。荷物を固定するネットに絡ませるようにフラッグを付けているのがおわかりいただけるだろうか?

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